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青列車、西へ(2)

前回の続きのブルートレイン話です。

そういえば、東京駅出る時に隣にポケモン新幹線が停まってた。

片側に寄せられた廊下から自分の寝台を探す。
掛け布団と枕、シーツ、寝巻きがどの寝台にも置いてあったが、全部に客が入ってくるわけではなくあらかじめ全部置いてしまっているだけらしい。
(事実、誰も乗らない寝台ばかりだった)

見つけた自分の寝台に荷物を放り出して座った。
うー、座面が長すぎる。
今までクルマに乗って「座面がみじけぇ」という文句は何度も垂れたけど長いって言うのは初めてじゃないだろうか。
まぁ、これはもともとベッドとして使うんだから長いのは仕方ないんだけど。
ベッドとしてどうかの判断は寝てからにさせてもらおう。
靴を脱いであぐらをかくと方がしっくりくる。
二段ベッドの下になっている割には上からの圧迫感はあんまりない。



列車が動き出した。ぼろいだけあって結構ゆれる。
そういえばちゃんとした客車に乗るのって初めてではなかろうか。ちょっと感慨深いものがある。
あぁ、俺は幼いころ憧れたあの列車に乗っているんだなぁ。
だんだん暗く朱くなっていく空の下、列車は走る。次に停まるのは横浜らしい。

東京駅で相席の人は乗ってこなかったので、しばらく自由に動き回らせてもらうことにした。
とりあえず二段ベッドの上を見てみよう。
おぉ、けっこう高い。これ高いとこ怖がる人には薦められないわ。
転落防止用の布紐以外は体を支えてくれそうなものはなく、下に比べると物が置ける場所も少ない。
上下段で赤の他人が使用するなんて事態は想定せず、寝るとき以外は下に居ろってことだろう。
この二段ベッド1ユニットを親しい4人グループで利用したらなかなか楽しそうだ。
つか、事実あそこの大学生らしき4人組はずいぶん楽しそうである。



古い列車らしい銀色鉄製のトイレから戻ってきたら、車掌さんが切符を切りに来た。
相席の人が居るのか聞いてみたら「車内からではわからない」とのこと。
最近の特急は車掌がネットワーク端末を持っていて、その場で予約確認ができるものだと思っていたのだが、IT化の波は昭和の名列車までは届いてないようだ。
ただ、ベッドの上の段には絶対に誰も来ないとのこと。

暮れ行く日を見ながら、東京駅で買ってきた深川めしを食べる。850円
味も量も満足だったけれど、漬け物が小茄子だったのが個人的に失策だった。

熱海に着いたら相席におばさんが乗ってきた。
荷物の少なさといい、わざわざブルートレインを移動手段として選んだりするあたり、かなり強者の旅行者のようである。ベッドの用意も一瞬で済ませてしまった。
ほとんど話はしてないので何者かは結局わからなかったけれど。

客層で目立つのは、自分のようなにわか鉄道ファンらしき若者。
それにおばさんのようなもともとの利用者らしい旅行者がわずかに混じっている。

ブルートレインの夜は早く、夜9時には照明が一段暗くなり、アナウンスが入らなくなる。
おばさんはそれよりもずっと早くベッドのカーテンを閉め引きこもってしまった。
まぁ、無会話の相席(二人きり)よりずっとマシか。
先頭まで機関車を見に行ったり、真っ暗になった外を見たりしているうちにいつのまにか9時を過ぎたので、こちらもおばさんに習い、カーテン内に引きこもることにする。



…当然、眠くない。
東京駅で買ってきたウメッシュを睡眠薬代わりに飲んでみるも身体が火照っただけで、むしろ逆効果だった。

寝る準備だけはしておこう。
洗面台まで赴いて歯を磨き、ベッドのほうもシーツに枕、掛け布団をセット。
カーテンで一応外の光は遮断されるので、着替えなんかは枕元にある読書灯の光のみを頼りに行う。まぁ必要十分。
車内は古い冷房らしくギン冷えだったけど、布団をかぶればそれなりに暖かかった。
肝心のベッドは、やっぱ狭いね。自分の肩幅より2~30cm程度広いぐらい。
必要最低限。大きめのサイズの人には辛いかもしれない。

…眠くねぇよ。

大きな駅に着くたび、カーテンを光が突破して明るくなる。
11時に名古屋、12時に大阪駅に到着。この時間は都会なら起きてるよなぁ。

(まだ続く)
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2008年10月10日 スペシャル トラックバック(0) コメント(0)












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